アルツハイマー型認知症患者の家族

アルツハイマー型認知症患者の家族

現在の日本では、85歳以上の4人に1人がアルツハイマー型認知症に
掛かっていると言われています。アルツハイマー型認知症の患者のいる
家庭では、ご家族にかなりの肉体的精神的負担がかかってきます。

現在のところ完治が見込める特効薬や治療法が見つかっていない
アルツハイマー型認知症。

症状を発症した本人は自分が、認知症であると自覚していないことが殆ど
ですので、ご家族の方が早めに発見し、そして早めに診察を受ける事が
アルツハイマー型認知症の一番の治療法といえるのです。

アルツハイマー型認知症は、簡単な計算ができなくなったり、頑固で
融通がきかなくなったりと軽度の人格変化が見られたり、
うつ症状・睡眠障害・ないものが見えるといい始める幻視・ありもしない
ことをあったと言い始める症状が出始め、やがて進行が進むと身近の人の
事が誰だか判らなくなったり、今まで行えた日常的動作ができなくなったり、
言葉が出てこなかったり、徘徊や失禁、痙攣などさまざまな症状がでてきます。

「おかしい、いつもと違う!」と思った時点で、まずは病院へ行き診断を
受けてください。

ご本人が否定しても、このような症状が出始めている場合、アルツハイマー型
認知症の可能性は高いのです。

しかし、無理に病院に連れて行くと本人と家族の間に溝が出来てしまう
可能性もありますので、ご本人に理解して貰ってからか、健康診断や検診を
受けると言った説明をして連れ出しましょう。

それも難しい場合は、かかりつけ医に相談して専門医に行くよう話して
もらうのも手だと思います。

早期発見が治療の鍵となってくる、アルツハイマー型認知症。
ご家族の素早い対応が必要となってきます。