アルツハイマー型認知症の専門医

アルツハイマー型認知症の専門医

脳に何らかの障害がおきたため、物覚えが悪くなったり、場所や時間の
見当がつかなくなったり、物事を判断できなくなったり、日常生活に支障が
起こるのが認知症です。

認知症の中でもアルツハイマー型認知症がもっとも多く、高齢化社会の昨今、
大きな問題となっています。

アルツハイマー型認知症の症状が出てきた時点で病院に行くことが大切ですが、
何科を受診すれば良いのでしょうか。

最近、大きな総合病院では「認知症外来」や「物忘れ外来」といった認知症の
専門医がいる外来を開いている所があります。

お近くに「認知症外来」「物忘れ外来」があるようでしたらそちらを受診してください。
お近くに専門外来がない場合は、精神科、老年科、脳神経外科などを受診してください。
ただ、病院によっても対応が違いますので、まずは病院を予約する際に症状を伝え、
何科を受診すれば良いか、専門医はいるかなど質問するようにしましょう。

そして、このアルツハイマー型認知症の一番の問題は本人に自覚症状がない
ことが多いという点です。

周りが気がつき、専門医に連れて行こうとしても、自覚がないので本人は
大丈夫だと言い、行きたがらないことも多いです。そういった場合は、
ストレートに認知症の可能性があるから病院へ行こうと言うのではなく、
健康診断や検診を受けにいこうと言ったり、本人が信頼しているかかりつけ
の医師に相談して、かかりつけ医師から専門医を受診するように話してもらう
ようにしましょう。

アルツハイマー型認知症は確実に進行していきます。
少しでも早い専門医の受診が、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる
大切な鍵となります。