アルツハイマー型認知症のケア

アルツハイマー型認知症のケア

アルツハイマー型認知症患者のケアはどのようにしたら良いのでしょうか。
これから先、どのように付き合っていけば良いのでしょうか。

アルツハイマー型認知症の症状が出てくると、家族には様々な負担がかかってきます。
健忘症状や徘徊、日常生活がままならなかったり、妄想・幻視により錯乱したり・・・と、
ご家族の方には肉体的にも精神的にも辛い状況に陥りやすいのです。

アルツハイマー型認知症の介護は、家族だけで行わなければならないものでは
ありません。

かかりつけの医師、看護師に相談するのはもちろんのこと、日本の認知症患者が
200万人以上と言われている今、症状により様々なケアサービス・ケア施設があります。

自宅で介護できる場合は、主にケアサービスを利用しましょう。

ホームヘルパーが定期的に身の回りのお世話などしてくれる「訪問介護」、
看護師などが、療養上のお世話や必要な診療のお手伝いをしてくれる「訪問看護」、
理学療法や作業療法など、必要なリハビリを行ってくれる「訪問リハビリテーション」、
日帰り介護施設で、入浴、食事や身の回りのお世話をしてくれる「デイサービス」、
家族が都合が悪く、介護を短期間できない場合の短期入所施設でお世話をしてくれる
「ショートステイ」、などがあります。

自宅での介護が難しい場合は、施設の利用を考えましょう。

常に介護が必要で自宅での生活や介護が難しい方は「特別養護老人ホーム」、
症状が比較的安定していて、リハビリを行える状態の方は「老人保健施設」、
看護や治療行為をより必要としている方は「介護療養型医療施設」、
自分でまだ動ける、日常生活を送れる方は「ケアハウス」、
食事や入浴介助など日常生活のお手伝いが必要な方は「有料老人ホーム」、
などがあります。

このように、症状によりさまざまな対応を行ってくれるケアサービス・施設は
数多くあります。家族の事ですから、無理をしてしまうのはわかりますが、
介護者が倒れてしまったら元も子もありません。

こういったケアサービスや施設を利用するのも大切な事です。