アルツハイマー型認知症と平均寿命の関係

アルツハイマー型認知症と平均寿命の関係

アルツハイマー型認知症と人間の寿命は密接な関係があります。

アルツハイマー型認知症患者が増加してきている理由は
「平均寿命が著しくのびた」からだと言われています。

誰もが高齢化社会と答えるほど、現在の日本は高齢者が多いです。
現在の日本人口の約10%以上が75歳以上の高齢者です。

日本人の平均寿命は、男性は78.5歳、女性は85.5歳といわれています。

アルツハイマー型認知症は、原因とされているβアミロイドが
脳全体に蓄積することで、細胞を壊し、脳萎縮が進行して起きる
と言われています。

年齢を重ねる毎に脳の細胞が減っていくわけですから、
高齢になればなるほどアルツハイマー型認知症の発症リスクが高まり、
進行度も進んでいくことは言うまでもありません。

そのため、男性よりも寿命が長いといわれている女性に認知症が
多くみられるのです。

今では85歳以上の4人に1人、約200万人が認知症を患っているそうです。
医学の進歩で寿命が延びた反面、アルツハイマー型認知症の患者さんが
増えたといっても良いのではないでしょうか。

高齢になればなるほど、誰もがかかりうる可能性が高い
アルツハイマー型認知症。現在のところ、進行や症状を緩和させる
治療はありますが、完治は不可能だとされています。

そして、本人も気づかないところで少しずつ確実に進行していきます。

初期症状を見逃さず早期発見に努め、進行スピードを遅らせる
ことが一番の治療といえるのではないでしょうか。