アルツハイマー型認知症は遺伝する?

アルツハイマー型認知症は遺伝する?

原因が未だ未解明な病気、アルツハイマー型認知症。
しかし、近年の研究の結果、アルツハイマー型認知症は遺伝しやすい
のではないか
という発表がされています。

親や身近な親族に、アルツハイマー病を発症された方が居た場合、
発症する可能性が考えられます。

アルツハイマー病には、滅多には発見されないそうですが、
メンデルの法則で遺伝をする「家族性アルツハイマー病」遺伝子
(FAD)があり、FADは片方の親がFADであれば、子供には50%の
確率で遺伝子に組み込まれ遺伝すると言われています。

FADではないアルツハイマー型認知症にも、遺伝的要因が
あることも考えられるそうです。

特に50代にアルツハイマー病を発症した身内がいる場合、
アルツハイマー型認知症に若い内になってしまう可能性は
身内にアルツハイマー病を発症した人が居ない人にくらべ、
約20倍に上るというデータもあるそうです。

しかし、実際に発症するのは全体の2〜3%程度ということです。

約200万人の高齢者が、アルツハイマー型認知症を発症していると
言われている現代ですので、遺伝によるアルツハイマー型認知症を
心配するのではなく、あらかじめアルツハイマー型認知症にならないように
予防することが大切です。

高血圧、糖尿病などの生活習慣病はアルツハイマー型認知症発症の
危険因子です。その他にも、運動をしない人、偏食の人、頭を使う
趣味がない人、喫煙者、ストレスをためている人、肥満の人は、
特に高齢になった時、アルツハイマー型認知症が発症しやすいと
言われています。

上記に心当たりがある方は多いと思います。
生活習慣に気をつけ、健康に過ごすことを心がけてください。