アルツハイマー型認知症の進行
アルツハイマー型認知症はゆっくり、そして確実に進行する病気で、
現段階では特効薬も治療法もありません。
なので、アルツハイマー型認知症を早期発見し、進行を抑えることが
現段階での最善の治療法といえます。
短期記憶障害・・・つまり、つい先ほどの出来事を覚えていられないという
症状からはじまり、
知っている道やいつもと同じ道なのに迷ったりする。
日常生活がままならなくなったり、徘徊を繰り返すようになる。
家族の名前も言えない、誰かわからなくなる。
妄想を真実だと思い込み、暴れたりする。
最終的には、ほとんどの記憶がなくなってしまうこともあります。
アルツハイマー型認知症が進行してくればくるほど、
症状が発症してる本人はもとより家族の負担や心労が増えてくる病気
といえます。
アルツハイマー型認知症にとって何より大事なのは、周りの人が症状を
見逃さないことです。
症状を発症した本人は、アルツハイマー型認知症の自覚がないことが
ほとんどなのです。
健忘症などの症状がではじめたころには、脳萎縮がはじまっていますので
病院受診で発見が可能です。
早期発見することにより症状が改善され、脳萎縮の進行を遅らせることも
可能になってきました。
原因物質とされるβアミロイドが脳内にたまらないようにする治療法も
進んできています。
特効薬も治療法もありませんので、完治させることは無理でも初期症状
ならば進行を遅らせることはできるのです。
おかしいな・・・もしや・・・と思ったら早めに受診し、早期発見に
努めましょう。