アルツハイマー型認知症とその由来

アルツハイマー型認知症とその由来

認知症の中で世界でもっとも多い原因疾患となっているアルツハイマー病。
アルツハイマー型認知症という言葉を良く聞くと思います。

アルツハイマー型認知症が、初めて報告されたのは1906年。
ドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマー氏が報告をしました。
そのため、報告者のアロイス・アルツハイマー博士が病名の由来となっています。

アルツハイマー型認知症はβアミロイドと呼ばれるタンパク質が由来とされており、
脳萎縮を進行させて脳の働きを悪くするのは、βアミロイドが脳全体に
溜まっていくことで健康な神経細胞を破壊させるからといわれています。

しかし、このβアミロイドがアルツハイマー型認知症の直接由来か、
アルツハイマー型認知症が発症した結果発生されるのか、未だに解明されていません。

一部では、アルミ製品由来のアルミニウムが発症の要因だとしている発表もあります。
そして、発症後の特効薬も治療法も確立されていません。

しかし、アルツハイマー型認知症を予防・進行を遅らせるのに役立つとされる
データーは続々と発表されています。

例えば、EPA・DHAなどの脂肪酸(魚類)、ビタミンE・ビタミンC・βカロテン
(野菜果物類)、ポリフェノール(赤ワインなど)を摂取することや、
運動をする習慣があったり、トランプやオセロ、読書、楽器の演奏などの
脳を使う趣味を持っていたり、非喫煙者であることや睡眠を良くとっている事なども、
アルツハイマー型認知症の進行を遅らせるのに役立つと言われています。

つまり、食生活・生活習慣を規則正しくし、適度な運動と脳をよく使うことが
予防や進行を遅らせるのに良いといわれているのです。

アルツハイマー型認知症ははっきりとした原因がわからない今、アルツハイマー型
認知症にならないよう、予防・対策を行う事が大切です。